何かはじめると、何かはじまる。


(社会人の基本、ホウレンソウ)


グリーンスムージーを毎朝つくるようになって早3週間。
自分に起きた変化をまとめてみます(誰に頼まれたのでもないけどね)。

からだに起きたことは、実は何もありません。というかわからない。いや、もしかしたら血液がサラサラになっていたり、中性脂肪が急激に下降していたりするかもしれませんが、見た目や体調にさしたる変化はありません。もともと細身ですし。あは。
これを言うと『なーんだ、意味ないじゃん』と思う方が多いのかもしれませんが、ほんの3週間で『体調がすこぶるよくなっちゃった!』と言う方が普通怪しいんです。(そんな簡単に変わったらみんなやるっちゅーに)

んじゃ、変わったことあんのかよお前って話ですけど、これはあります。

まず、少し早起きになりました。元は朝ごはんも食べずにシャワーを浴びて、起きてから25分で出発し、1時間後には職場みたいな生活でしたが、スムージーをつくって飲む時間が必要なので、その分早く起きるわけです。
飲みながら暇なので、このブログの下書きを書いたり、ニュースサイトをチェックしたり、英語サイト読みながら英語に触れたりしてます。意外とこの時間が贅沢で、ほんの15分なんですけどね、ゆとりがうまれます。

次に変わったことは、スーパーマーケットに行くようになったことです。おかげで小松菜とほうれん草の違いも分かるようになりましたし、いちごの値段が吉野家の並盛よりも高いことも分かりました。これだけ言うと些細すぎますが、食物の産地や値段をリアルに感じることができるし、大げさに言うと新しい社会との接点を持ったような心持ちです。(新婚の奥様方はこういう時間に幸せを感じるのかしら)

もうひとつ、『手づくりであることの素敵さ』に改めて気づけました。毎朝同じ材料で、同じ手順でつくっているのに味が変わります。水分の調整をミスするとドロドロになってしまったり、サラサラになりすぎてしまったりします。
こういうの、いちいち腹立つんですよ、正直。せっかく作ったのにー、って。
でも直後には『明日はこういう風にやってみよう』と思うわけです。これは素敵です。手づくりであることで、創意工夫がうまれてくる。うん、やっぱり素敵です。
自分が生活していく中で、自分の手で生み出せるものがどれだけあるのかと思うと、これは僕の問題でもあるのかもしれませんが、ほとんどないんです。自販機でガタンとか、レンジでピピッとか、ファストフードではいお待ち!とか。サービスに対価を払って、それで済ましている(澄ましてもいる)自分を再発見します。
そりゃ『仕事で生み出してるからいいんじゃい!』という方もいらっしゃると思いますけどね、僕が扱ってるのは教育で、すぐに答えが出ないんです。
そんな生活の中にあって、『生み出している』ってのは気持ちがいい。(って言ってもミキサーのスイッチ押してるだけで、生み出しているのはミキサーなのだけど。笑)

契機のいいところは、それがあることで次がはじまることだと思います。別になくてもいいのだけど、ジョブズが言っていたコネクティング・ドットってそういうことだろうなぁと。
大げさなスタートじゃなくていいんすよ。ちょっと何かはじめたことを、ちょっと誰かに言ってみる。『グリーンスムージーって言うのがあって、毎朝飲んでるんだ』というだけで、会社の隣の女子がりんごのおすそ分けをくれたりするもんなんです。(これ実話ね)
そうそう、そうやって誰かが助けてくれて、また大きな何かがはじまってね。

そうやって、より楽しい毎日がはじまるといいっすよね。
何かはじめると、何かはじまるからね。

(スムージーの場合、初期投資なんて、ミキサー3,000円とほうれん草128円くらいだし!安っ!)