テレビのない生活は自慢か。


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(テレビなんてブールシットとみんな言う)


ちょうど我が家からテレビが消えて1年が経ちました。
なぜか世間では「家にテレビがない」というのは自慢らしく、「え?何それ自慢?」みたいな反応をされますが、そういう方はテレビください。自慢していいから。

ついつい無駄なうっかりな時間が減ったことは事実です。
帰宅してほとんど無意識にテレビ観てる時間ってありますよね。ニュースがはじまって、深夜バラエティ観て、「やっべ、こんな時間かよ」的な。そういう無駄な(と言っていいと思うけど)時間は確かに減りました。
「この無駄な時間がないんだぜ」的なのが世間様には自慢に聞こえるのでしょうね。そう思うならテレビ捨てればいいじゃんね。笑

でもですね。話題に遅れるようになりました。
イチローが何本ヒットを打ったというニュースにも少し遅れが出ますし、ローラ(って今年の正月に知ったけど)が黒柳徹子とサシでやりあったという話題も、中島さんが洗脳されてしまってうんぬんかんぬんも、頼りは電車の中吊り広告とYahoo!トップ。
僕は営業じゃないので構いませんが、営業の人なんかだとこのあたりのキャッチアップは欠かせないっすよね。(本当かよ)

情熱大陸とアメトーーーークとNHKスペシャルが観れなくなりました。
そりゃそうです。テレビないんですから。でもこれは気づいたことなのですが、「テレビ観てる時間無駄だよなぁ」なんて思いながら楽しみにしている番組が意外とあるわけです。とくにドキュメンタリー系は僕が好きなこともあって、これは観たいなと思う。
あと、サッカー中継ね。日本代表戦とかJリーグ開幕とか、観たいの。野球の開幕だって観たい。これが一番辛いかもしれません。うー。


で、これがもっとも大きなことかも、です。

自宅で「何もせずぼーっとする」という時間が減ったような気がします。
土曜日や日曜日の午前中からお昼にかけてぼーっとするような、あの時間が皆無になりました。無駄がなくなった反面、そういう余白もなくなってしまった。ソファーでごろんとしながら携帯を頭のところに置いて、何気なくテレビ観てる(まちゃみが騒いでる)みたいな時間で結構リセットされてた部分ってあるのだろうな、と。今はその時間が読書に充てられていてそれもいいのだけど、結局読書も能動的で、受動的ではないですもんね。
テレビがもたらす(受動的にもたらされる)そういう余白感ってやはりいいものだなと思います。


まぁでも結局のところ、当面テレビを買う予定はないっす。
どうせほとんど家にいないんだから、というのがその主な理由ですが、やっぱりテレビがないところからうまれてくる時間を大切にしたいな、と。

とか言って、明日くらいにヤマダ電機に行ってるかもだけど!笑
テレビって、今、異常に安いしね。