ダンス・ダンス・ダンス!


photo credit: JD Hancock via photopin cc
(それもとびっきり上手く踊るんだ。みんなが感心するくらいに。)


土曜日、朝のミーティングが中止になってほっこり。
午後は100日100人ミュージカルで有名なNPO法人コモンビートの体験会へ。

ミュージカル『A Common Beat』って知ってます? 知ってる人多いんじゃないかな、とくに僕の周りには、と勝手に思ってます。
コモンビートは100日間で100人の素人が集い、歌い、踊り、悶え、怒り、泣き、燃え、舞い、そして舞台で輝くという壮大なワークショップ(と勝手に僕が呼んでいるのだけど)を主宰する団体で、PARACUPの応援を率いてくれたり、考えるとこの1年くらい急激にコラボ数が増えている人々なのです。何と形容してもよいのだけど、とにかく暑い、じゃなかった“熱い”集団で、『日本一元気のある愉快な仲間たち』といった感じ。

実際にミュージカル『A Common Beat』も観に行ったこともありまして、ぶっちゃけ僕、ミュージカルって『何でそこで歌う必要があるんだろう…』っていうロジックが前に来てしまって、あまり好きになれないんです。キャッツでも寝ちゃったし、レ・ミゼラブルでも寝ちゃったし。
でも、コモンビートでは眠らなかった。あれは今でも不思議です。それくらい迫力あるんです。

まぁでも、『すごいな〜』くらいですよ。感動もするし、自分の中に灯る熱いものはあるのだけど、どれくらいすごいかなんて、まぁあんまりわかりません。


で、身を持って体験して、『ありゃあすげえ!!!!』となったわけで、こうして筆を取っている次第。


こう見えて、意外と器用な自分はあまりできないことはございません。できない料理でも豚肉の生姜焼きはつくれるし、ナポリタンもカルボナーラもたぶん素を使わないでもできちゃうわけです。

ただ、『できないのではないか?』と常々疑っているのが楽器と踊りでして、これまであまり挑戦することなく過ごしてきたからわかんない。“適当に踊る”とかはなんとなく勢いでできるけど、ステップとなると話は別で。

南千住駅に着いて、ちょっとブルーになってる自分発見。
やっぱり踊れないかもしれないという不安や、踊れなかったらどうしようというコンプレックスにも近い感情が出てきて、危うく引き返しそうに。
この日は様々な年代の方が100人近く集まっており、体育館も熱気でいっぱい。

あ、はじまったと思ったらいきなり『ボックス〜』とか言いながらステップがはじまります。まぁボックスくらいはね、ステップ界の常識ですからね…、 え? 手も付けるの? う、え、あぁまだ大丈夫っす…。 という感じで時間が流れていきます。


しかも陣取ってる場所がなぜか一番前のあたし。笑
(隣とかほとんどコモンビートのメンバーじゃん…)


人のことが見えないと、自分が“他の人と比べて”できてるかできてないかがわからないから、勝負するのは自分だけになる。“目をつむっての踊り”とはつまりマラソンのようではないか。合格ラインに達するか達しないかは自らのステップ次第。

まぁ、でも、明らかに不合格ですわ…


そんなこんなで、よさこい踊りぃの、ヒップホップ踊りぃの、最後全部通しで踊ったりであっという間の4時間。
汗びっしょりで、すでに節々が痛かったり、立ち上がるのは億劫に。すごくいい運動です。あれ。

運動をした後、はじめましての人々のコミュニケーションが異常に円滑になる。これはPARACUPにも通ずる体験を得た瞬間だった。

この体験会、3月24日にも開催されるそうですので、本当に一度行ってみるといいですよ。
踊れなくて悔しかったのだけど、それ以上に、『すごい!』と思えることがたくさんある。久しぶりにいいワークショップに参加したっす。おススメ!


家に帰ってからヒップホップのステップを鏡の前で練習したのは内緒です。笑