歳のこと、時間のこと。


(あなたはいま何時ですか?)


ずーっと焦らずに生きている人っているのかな、と考えることがある。
僕も焦りたくはないんだけど、限られた自分の時間や、残された自分の人生がどんどん迫ってくるような強迫観念に近いあの気持ちって、誰もが持ってるんじゃないのかなと思う。

正直に告白すると、20代最後の歳は一人で家にいるのが嫌いだった。離婚したことも大きかったと思うけど、一人で家にいると『取り残されてる感』がすごくて、居ても立ってもいられないような錯覚に陥った。
『自分がこんなところで暇してる間に皆は努力してるし、日々成長してるのに』って全然根拠もなく思ったりして。

今はほとんどなくなった。ゼロではないけど、ほとんどない。
『まぁのんびり行こうぜ〜』くらいに思えるようになった。不思議だけど。

自己分析すると、原因のひとつには他者との比較があったと思う。
あいつががんばってるとか、あいつがもうあんな仕事してんのかいとか、そういうこと。些末だけどどこまでもついてくるあの感情。(あーやだやだ)

もうひとつには誰かが決めた“既定路線”みたいなものがあるのかもしれない。例えば『転職は30代になったら終わり』とか『30代までに結果出せないとその先厳しい』とか。もしあなたが女性なら『20代で結婚しないとね』とかあるのかもね。
そんなん所詮都市伝説っしょ、と思う一方で、どこか『やっべ、30代まであと2年しかない!』なんて知らないうちにカウントダウンしているのかもしれない。

焦りってのは、多くの場合、人や周りの環境が作り出していると思う。少なくとも僕の場合はそうだった。そしてほとんど根拠がない。
40代で転職する人もいるし、そもそも『〜できなかったら終わり』の終わりってなんなのよって感じもあるし。笑


そんな中で、昨日一通のメールマガジンが届きました。
仕事以外のところでちょくちょくお世話になっているBM WIN BRANDING OFFICEの水野さんからの『素敵な年賀状』のお話しでした。
無料とは言え、一応申込者しか読めないようになっているので一部だけご紹介します。(もしよろしければ登録してみるといいですよー。)


自分の歳を3で割ると、それが『人生の時間』になるのだそうです。


つまり、僕の場合は32歳÷3で、『10:30ちょっと過ぎ』になります。
10:30って会社勤めのサラリーマンであれば、相当ノリノリで仕事してる時間帯ですよね。僕の人生はまさに今そんなところにいるんだそうです。うん、素敵。

お昼休みが36歳で、退社定時の18時が54歳。
22歳のあなたはまだ朝7時。そろそろ一日が動き出すよ!なーんてね。

自分の立ち位置を一日で置き換えてみると、まだまだ自分はヒヨッコだということがよくわかります。時間はまだまだある。確かに夜は明けて、日が昇ってずいぶん経ってしまったのかもしれないけれど、まだ午前中でしょ? まだまだ!という気持ちになる。


水野さんは、こんな言葉で締めくくっています。

『きっと私たちは一日を過ごすように、人生を過ごしているに違いありません。一日を精いっぱい生きることに感謝して、この一年を過ごしたいものですね。』


本当にその通りだと思う。水野さん、素敵な気づきをどうもありがとうございます。おかげで、今日もバリバリ行けそうです!!!

誰かの時間と自分の時間を比べたりしないこと。
隣の芝生はいつだって美しい。でも自分だってきっとそう見られてる。

う〜んと、伸びでもしたい心持ちです!