映画館で観た映画を振り返る!


(彼女の年と言ってもいいかもしれませんね)


いやー、年末ですよ。
ということで、今年映画館で観た映画を振り返っちゃいます。

今年は映画としては豊作の年だったのでは?と思います。
そして、今年、僕が映画に対して大きくスタンスを変えたことがあります。
それは『エンドロールを観ない』です。

日本では結構最後まで(明るくなるまで)観る方が多いと思いますが、アメリカでは誰一人としてエンドロールを観ようとしません。
何か美学があるのか、はたまた『合理主義の果て』なのか、よくわかりませんが、とにかく席を立ってしまいます(西海岸だけかしら?)。
今年最初の映画はアメリカで観たのですが、数か月アメリカで映画を観ていたら僕も『エンドロール観れない病』に罹りまして、帰国してからもどういう訳かそれが続いています。
ジャッキーチェンの映画とかでNG特集とかやっていた記憶があるのだけど、あれはアメリカ人は見れないことになりますね。(どうでもいいですけど)
先日、村上春樹氏のエッセーを呼んでいたら、彼も同様にアメリカ生活後に『エンドロール観れない病』に罹ったそうです。(こちらもどうでもいいですけどね)

さて、いってみましょう。
邦題も洋題も混ざっちゃってるかもしれませんが、そこは察してやってください。
メモとかして★とかつけてるわけではないので、忘れてしまっていたらごめんなさいね。

ブラックスワン
説明不要。ナタリーがオスカーを取りましたしね。そういえば、オスカーの中継をテレビで観たのもはじめてでした(ポップコーン食べながら)。オスカーの司会は、噂のアンちゃんでしたしね。

○王様のスピーチ
これもコリンファースが名演でした。涙は出ませんでしたが、実話ということもあって素晴らしい勇気をもらった映画でした。あの先生役の俳優さん(すぐ名前忘れる)が帰国したときにパイレーツオブカリビアンに海賊役で出ているのを知って、すごいな!と思ったことを覚えています。ちなみにこれは2回映画館で観ましたね。(理由は聞かないこと)

ソーシャルネットワーク
英語の字幕なしで観て、口調が早すぎでほとんど内容が分かりませんでした(渡米当初で相当悲しかった)。これも帰国してからDVDで再度観ましたが、スピード感あるいい映画です。

○ツーリスト
んー、アンジーとジョニーの共演ということもあり、期待も高かったのですが、正直イマイチでした。もう途中からネタバレだったし、最後は『やっぱりね』って思っちゃいますし。もう少しキャストが多ければよかったのに。予算不足かな。(まぁいいけど)

○127時間
こちらも実話を元にした作品。あの『スラムドッグミリオネア』のダニーボイル監督ですね。この人は実話やらせたら結構はずれないんだろうね、きっと。映画中『キャー』っとなる部分がありますが、好きな映画でした。僕は総じて『何かを通じて誰かが変わる』という映画が好きで、これはまさにそういう映画でした。しかも彼は今でも現役バリバリの人間で、そこにまた共感を持てますね。

○I am Number four
えーっとね、内容忘れちゃいました。パトカーがひっくり返るシーンがあったようななかったような。

サンクタム
アバター』のジェームズキャメロン監督作品だったので、これも期待が大きかったのですが、うーん、内容覚えてません。どんな話でしたっけ?

○アジャストメントビューロー
マットデイモンの最新作はいつも新しい彼を発見できるので楽しみなのですが、話としては取り立てて面白いものではなかったです。運命は変わるよ的な話自体は嫌いじゃないですけどね。アメリカで観たから余計意識しているのかもしれないけど、宗教色があるように感じたなー。DVDでもう一度観てみます。

○メカニック
大好きジェイソンステイサムの殺し屋映画ですね(彼は相変わらず殺し屋です)。テイストとしては無駄のない、アクションも派手すぎない、彼の良さを存分に活かした作品だったと思います。日本で公開されていたのか知りませんが、これは男子なら観たほうがいいです。

○Outsourced
普段あまりコメディは観ないのですが、アメリカ人がこういうの大好きなもので同僚と観ました(そして超面白かった)。先進国がコールセンターをインドなどにつくるのは有名だと思いますが、そこに出向するアメリカ人が文化の違いに驚き戸惑いながら頑張るラブストーリーです。これも日本で上演されたか分かりませんが、あったら観るといいかもしれません。

SUPER 8
事故現場をたまたま撮影してしまい、その貨物に軍の秘密生物兵器がいて、という話の内容としては面白いのですが、少年たちのシーンが(個人的には)長々と続きもう少しよくなるのにー、という話でした。アメリカの映画ってああいうのたまにありますよね。★ひとつで十分でしょう。

○Battle LA
第9地区』と真逆に行く、宇宙人が実際に地球を襲ってきたら、というありそうでなかったセンセーショナルな映画でした。最後、当然のごとく人間側が勝つんですけど、そこでのアメリカ人たちのガッツポーズが忘れられません。(何を観に行ったんだ)

○Limitless
ハングオーバー』のブラッドリークーパーですよ、皆さん。彼も真面目に演じるんです。この映画は好きでした。ロバートデニーロが渋くていいんですが、彼ももう脇役になってきましたね。でも存在感は相変わらず。最後いろいろな展開になりますが、楽しめます。

孫文の義士団
孫文暗殺を目論む方々と、孫文を替え玉などで安全に送り届けようとする方々の戦いの映画です。義をもって集うとこういうことになりますが、この映画が面白かったのは、当時の香港の複雑な情勢が映画から観て取れるということだと思います。イギリスと中国と自分たちのアイデンティティと、みたいな。

○マイバックページ
松山君と妻夫木君の共演ということで行きましたが、思いの外つまらなかったです。ただ、あの彼らの演技力はすごいっすね。松山君は直前に『ノルウェイの森』であんなに繊細な役を演じたのにもうこれかよ!と思ってしまいます。多重人格とかにならないか心配。妻夫木君の酒飲みながら泣くシーンは見応えありました。あれは見事だったなー。

○カンパニーマン
ある男の再生を描く物語で、こういうのはもう大好きなんすよね。再生とか復活とかってとても意義深いことだし、そういう物語を観ると、たとえそれが物語だったとしても、ほんとぐっと来ます。最後のシーンとか、今でも思い出せるけど、力が入るような気持ちになります。

エンディングノート
是枝監督のお弟子さんになるのかな?砂田監督の『実のお父さんの闘病生活』を撮り続けるドキュメンタリーで、大泣きしてしまいました。お父さんは癌を宣告されて、それから死ぬ準備を続けていくわけですが、そのシーンを淡々と撮っていく彼女はすごいなと思いました。これは今年観たドキュメンタリーで一番よかったかも。最後のハナレグミのエンディングテーマがなぜかちょっとしっくりこなかったんだよなー。好きなのに。

ゴーストライター
ユアンマクレガーが元イギリス大統領のゴーストライターを勤めると、次々に解き明かされる、的なサスペンス。好きでした。ユアンマクレガーはなんかちょっと頼りないくらいの役がちょうどいいっすよね。

ロシアンルーレット
大好きジェイソンステイサムの最新作。こないだDVDになったばかりなので観たい方は是非。話自体はたいした話ではないのですが、狂った人間たちがたくさんでてきて、面白いです。

○Britz
これもジェイソンのよさが思いっきりでてる映画でして、今年のおすすめです。イギリス英語が気持ちいいし、あのルール無視感が本当に大好き。強過ぎ。殴り過ぎ。無敵過ぎ。いや、でもこの映画は『殺人犯』の方も結構なもんだし、ストーリーとしてはよかったです。各キャラクター設定もぴったしでしたし。

マネーボール
これもよかった。データ野球を取り入れて弱小球団が勝って勝って勝ちまくるストーリーで、ブラッドピットの名演が光ります。これも実話というからすごいっすね。ロッカールームで言う『これが敗者の音だ』という台詞が妙に頭に残っています。

○SWITCH
フランスの映画だったのだけど、うーん、どうかなーという感じ。ありそうな展開ではあるのだけど、うーん、どうかなーという感じ。何かが物足りなかったなー。何かはわかんないけど。


というわけで、今年は22本。(たぶんあってる)
この間にもちろんDVDも観ているわけですから、『映画好き』と自称してもよいかもしれません。実際に好きですし。

いやぁ映画って本当にいいものですね。
さよなら、さよなら、さよなら。