ノーベル賞を差し上げます。


(行けばわかるさ)
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Keep going.
なんだかんだ言って『続ける』ってことだと思った週末です。

おかげさまで、PARACUPのボランティアが500名の定員に達し、締切ることができました。たぶんですけど、日本のマラソン大会の中に、ボランティアから先に締切るマラソン大会ってのはないんじゃないかと思います。(あったらごめんね。許して)

ランナー5,000人に対してボランティア500人だから、人数的に見たらそりゃ先に集まるでしょ、と思ってらっしゃる方は実際に集めてみると分かりますが、ボランティアを集めるってのは結構大変なんです。骨が折れますよ、正直。口説こうにもなかなか口説けない。朝7時半集合で、寒い中大会のお手伝いして、しかも参加費1,000円って。それでも毎年500名の方々が集まってくださいます。(共催団体の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます)

実際に、こういう『ボランティア/ランナー逆転現象』が起きたのは昨年からです。
それまでは本当にボランティアを集めるのに苦労しました。参加費が原因なのか、ボランティアに対するハードルが高いのか、いろいろ考えました。

そのさらに前は、ランナーすら集めるの苦労してたこともありました。参加費が高いという僕の友人に『俺がお前の参加費の半分出してやるから出てくれ!』とお願いしたこともありました。そんなこともあったよなぁ。笑(遠い目)

そのさらにもうちょっと前には走るコースを探すのにも苦労しましたよねー。
(ちょっと前まで自分たちで計測してたんすから!笑)

とにかく、第2回大会から関わってみて、楽だったことなんて一度もない。
本当に一度もない。全然ない。まったくない。
そりゃ朝4時に『いま時間大丈夫?』とかかってくる電話や、涙ちょちょ切れんばかりの経費節約のための我慢は年々減ってますが、その分チャレンジすることがさらに増えてるわけです。(いいことです)

代表の森村ゆきが、『最初の大会をつくってる自分にタイムマシンで会いにいって、将来はこんなになってるから頑張れと言ってやりたい』なんてことをつぶやいてましたが、本当にそうしてやりたい気持ちです。
第2回大会の時だって、2012年にこうなってるなんて想像もできなかったもん。


いろいろな方々が手を差し伸べてくれて、本当に助けてくれました。
ランニングブームがちょうどよく後ろを押してくれたこともありました。
社会貢献ブームがいい感じに追い風になってくれたこともありました。


でもね、どんな時も歩みを止めなかったのは自分たちなんだなって。


どんなに人が助けてくれても、どんなにブームが後押ししてくれても、自分たちが歩みを止めたら、それで終了なんですよね、当たり前だけど。

ラソンだって、本質的にそうです。
遠いゴールを目指して、『さぁ、今の自分にできることは何か』を考える時に、次の一歩を出す以外、答えはないわけです。立ち止まってたら、いつまでもゴールには辿り着かない。
次の一歩、次の一歩、よし!もう一歩、と続けていかないと進んでいかない。給水やマッサージや追い風や、いろいろと助かる要素はあっても、自分が歩みを止めたら、そこでマラソンは終了。


続けることは尊い
自分の灯火を見つけて、僕も寝食を忘れて取り組めることが見つかるといいな。

今はそれがPARACUPだから一生懸命次の一歩を出そうと思ったよ、ゆきちゃん。

それとやっぱり感謝したいのは、今は関わってないけど、バトンをつないできてくれた人たち。とっても感謝してます。

継続は力なりって言った奴、出てこい。
ノーベル賞あげる。